3/10 気仙沼チャリテイープロレス リポート

気仙沼 ほっこり湯 Presents 東日本大震災復古チャリティーイベント「誰かのために」

3月10日(土)11時00分 イベント開始

気仙沼市 アベキ石油 気仙沼店特設イベント広場


午前11時から始まった東日本大震災チャリティーイベントには、ご当地アイドルのSCKライブやマジックショー、

ZERO1ファンにはおなじみシーオンのライブなどがおこなわれた。

それ以外にもちゃんこが振る舞われ、ジャガー横田さんの夫で医師の木下博勝さんは「健康○×クイズ」のコーナーに登場。

木下さんは全3試合で場内実況をおこなったオッキー沖田リングアナと一緒にマイクを持ち、場を盛り上げた。

また、気仙沼出身のマギー審司さん、俳優の村田雄浩さん、キン肉マンでお馴染みの声優・神谷明さんも飛び入り参加。

神谷さんから「吾輩、キン肉マンがプロレスラーの中で一番好きなのは大谷晋二郎!」と直接声をかけられて大谷は感激。

さらに特別ゲストとしてZERO1のチャリティー活動に賛同した人気アナウンサーの宮根誠司さんも登場。

宮根さんはクイズコーナーやプロレス教室などにも積極的に参加。

だが、プロレス教室終了と同時に突如、豹変。いきなりサングラスをつけ、大谷に対して

「お前がいつも言ってる感謝とか勇気とか、それが本物かどうか今日は確かめにきた。気仙沼に対する思いが本物かどうか試しにきた。

だから今日は単なる楽しいイベントじゃない。ここからは本気で闘ってもらうぞ。

今日最後の試合6人タッグマッチが組んであるよな。対戦相手わかってないよな。

実は気仙沼の皆さん、ボクがこの大谷選手の勇気、これを確かめるために今日は秘密で最強・最悪のレスラーを連れてきた。

そのレスラーとメインイベントで闘ってもらいます。

いいですか。それを気仙沼の皆さんに見せてもらっていいですか。覚悟して待ってろよ!」とマイクアピールを敢行。

この日のメインでの大谷の対戦相手は菅原以外の2人がXとして発表されていた。


※第1試合
本日限定でショーン・ギネスがJCマスクに変身。期待の新人・北村に勝利した。


※第2試合
気仙沼出身の朱崇花が地元凱旋。6人タッグマッチで得意の空中殺法を駆使し、最後もムーンサルト・プレスで華麗に3カウント。

朱崇花はZERO1に参戦して4戦目で初勝利となった。

〈朱崇花〉
――今日は地元凱旋とゼロワン初勝利となりました。
「まさか地元初凱旋がブードゥで凱旋できるなんてビックリ。と同時に震災もこっちで経験して、

ずっと助けてもらうばっかりだったので、成長した姿でようやく帰ってこれたかなかって。

悪い姿ですけど、帰ってこれたかなと。」


――自分らしさは出せた?
「自分らしさ、出せましたね。ただ、知り合いとか来てたんですけど、朱崇花になったことをわからないというか、

朱崇花の本名だった時しかわからない、小さい時とかの人が多かったので結構動揺してると思います。

でも朱崇花として立派な姿が見せれたかなと思います。


――あらためて生まれ故郷で決意表明というか、今後に向けて。
「どんな感じなのかなって。朱崇花を受け入れてくれないんじゃないかなとか、野次とか飛んでくるんじゃないかと思ったんですけど、

売店とかもすごい並んでくれたし、もっとプロレスラーとしても人としても大きくなって帰って来たいなと思いました。

初凱旋メチャクチャ楽しかったです。また帰ってきます!」



※第3試合
サングラスにスーツという格好の宮根さんが一人で入場し、大谷達の目の前で拡声器を手にアピール。

「今日はたくさんお越しいただきありがとうございます。

今からボクはこの大谷の気仙沼への思いと、それから本当の勇気、それを持っているか確かめたいと思います。

そして今日は特別に最強・最悪のレスラーを連れてきました。オレが連れてきたのはコイツらだ!」

宮根さんが連れてきたX&XXはTARU&ジャガー横田。ジャガーの夫である木下先生も聞かされていなかったサプライズとあってビックリ。

場外乱闘ではなぜかジャガーが木下先生に攻撃を仕掛ける場面も。TARU組が奇襲を仕掛けて始まった試合。

場外乱闘では宮根さんもストンピングで加勢。さらにロープに走ってきたSUGIの足を引っ張り、

場外でパンチや鉄パイプで攻撃する場面もあった。その後、大谷がつかまってピンチも再三にわたって乱入してきた

宮根さんを制裁すべく顔面ウォッシュの体勢。ここはTARUや菅原が犠牲となるも、大谷の劣勢は続く。

次第にリングサイドにはたくさんの子どもたちが詰めかけ、大谷に声援を送る。

そんな子どもたちにパワーをもらった大谷は反撃の糸口をつかみかける。

そこへ今度はブードゥが全員乱入しての串刺し攻撃。さらにTARUから串刺し攻撃を要求された宮根さんだが、

これを拒否。TARUが鉄パイプ攻撃を仕掛けようとするのも阻止した。大谷の試合を見ていくうちに心変わりがあったのだろう。

最後はTARUと誤爆した菅原にSUGIがファイアーバード・スプラッシュからのウルトラ・ウラカン・ラナで3カウント。

試合後も宮根さんはTARUの鉄パイプ攻撃指令を拒否して突っかかり、大谷とダブルのタックルも決めた。
また、ジャガーもTARUと空中分解、「(TARUと空中分解し)オマエがバカなんだよ。気仙沼まで来て悪役やってんじゃねえよ、バカ。

励まされに来てるんだろ! 気仙沼の皆さん、元気づけるために来たんだよね」とマイクアピールを敢行した。



大谷 「本当にありがとうございました。気仙沼の皆様、プロレスを求めてくださり、プロレスラーを求めてくださり、

本当に心の底からありがとうございました。そして最後、リングに近づいて一生懸命応援してくれた子供たち、

本当にありがとうございました。君たちの周りにも一生懸命な大人が必ずいるから。

みんなのお手本になるような一生懸命な大人が気仙沼にはたくさんいるから。

そんな熱い大人の背中を見て、優しい、そして強い人になってください。

一生懸命な人を一生懸命に応援する。そして感謝の気持ちを忘れない。そんな子は絶対にいじめなどしない。

ボクはそう信じてます。そして我々のプロレスの力で少しでも気仙沼の皆さんに元気を与えたいと思い、

一生懸命プロレスしました。我々のプロレスいかがでしたか?

(大歓声と多くの拍手が沸き起こり)

ありがとうございます。また来てもいいですか? 皆様が求めてくださるのであれば、皆様が求めた以上を必ず持ってきますので、

これからも皆様に伝えたい。がんばってくださいじゃありません。一緒にがんばりましょう。

これからもプロレスを、そして一生懸命な大人たちをよろしくお願いします。」





宮根さん 「寒い中、本当に長時間にわたりまして、気仙沼の皆さん、たくさんお集まりいただきまして本当にありがとうございました。

大谷社長をはじめ、ゼロワンの皆様のこういう活動を私、お手伝いできたこと、大変誇りに思っております。

明日で震災から7年を迎えますが、私、微力ではございますが、これから気仙沼をはじめ、

被災地の皆様の真の復興に微力ですがご協力できることがあれば、なんでもしたいと思っておりますので、

これからもよろしくお願い申し上げます。

そしてあらためて大谷社長をはじめ、ゼロワンの皆さん、本当に元気を届けてくださいました。

もう一度大きな拍手をお願いします。ありがとうございました。」



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