小幡vs木髙の世界ヘビー調印式&デビュー戦決定の北村がコメント! 1月30日記者会見

1月30日(火)お昼13時からZERO1道場で記者会見が行われました。この会見には2・12新木場大会で世界ヘビー級選手権を争う王者の小幡優作選手と挑戦者の木髙イサミ選手が出席。調印書へのサインを済ませた後、意気込みも語りました。また、同じ新木場大会では北村彰基選手のデビュー戦も決定。会見には本人も出席し、現在の心境を話しています。


●小幡優作選手、木髙イサミ選手のコメント

木髙「プロレスリングBASARAの木髙イサミです。こういうのもなんですが、出来れば小幡選手の方からコメントを先に聞きたいなと思っているんですが、小幡選手、大丈夫でしょうか?」

小幡「先日(1・28大阪)で宮本選手を相手に初防衛戦を行いました。ダブルタイトルマッチだったんですけど、結果としては両者KOで防衛はしましたけど、勝てなかった。勝てはしなかったけど、ベルトは自分の元にあるので今回、新木場でイサミ選手の相手が自分になったんですけど、イサミさんとは近いところでは風林火山。当たってみて本当、素晴らしい選手だと思いますし、過去、10年以上前ですかね。自分はシングルでやってそこで負けてるんで。今回このタイトルマッチ、きっちりその時の分も返したいと思います」

イサミ「最近の小幡選手と宮本選手の負け犬同盟、あれ作ったのはいつですか? 半年くらい前ですか? 1月28日に小幡さんと宮本さんが試合しまして、電流爆破でダブルタイトルマッチだったんですよ。爆破王ですから、宮本さんは。通常ルールに加えて電流爆破バットの使用も認められるという物凄く特殊なルールでやってるんで、こういうルールに関して宮本さんは非常に強いんですよ。だから小幡選手には申し訳ないですけど、100%宮本さんがくると思って、宮本さんの事ばっかり頭の中で意識して考えてたんで、正直、小幡選手の事をそんなに意識してなかったと言いますか。本当に申し訳ないんですけど。なのでこの28日、自分も大日本プロレスで試合して、デスマッチ終わって結果を見たら、結果を見たらと言うか宮本さんと組んでたんで宮本さんいたんで聞いたんですけども、両者KOになってしまったと。イサミ君、御免と。イサミ君とはやれないけれど、ばたやんとすげえ試合をやってくれみたいな事を言われましたんで、私それから慌てて一生懸命小幡選手のことを調べました。
 見てください、マスコミの皆さん。(資料を)見ながら説明していきますんで。大体がウィキペディアに載ってることですので。
 まず小幡優作の強さとは何か。例えば今ZERO1のヘビー級といったら誰ですか。佐藤耕平、田中将斗。その人達にこの人(小幡)は勝てる人間なんです。何故そんなに強いのか。けど、申し訳ないが、ちょっとパッとしない。それは何故なのか。それをひも解いて行こうと思います。
 2004年、ヤス・ウラノの襲撃で首を負傷してデビュー戦が延期になると。これは小幡選手どういう?
次行きましょう。
 2005年4月24日、石川はじめ戦でデビューですね。これ勝ちましたか? 負けました。まだこの辺、パッとしません。
 2006年9月3日、勤王党所属。あの勤王党ですよ。知ってますか? KAIENTAI-DOKOで猛威を振るったヒールユニット・勤王党に所属します。
 11月12日、退団します。2ケ月で何があったんですか? 教えてください。おそらく僕の予想です。小幡選手はもうKAIENTAI-DOJOに嫌気がさしたんです。そして勤王党ってヒールユニット。大ヒール。メチャクチャ悪いヤツらです。勤王党に入って暴れようと思ったが、そんなに暴れきれなかったから11月12日に退団、フリーになります。
 2007年12月16日、アパッチプロレス軍入りが発表されます。で、その後に大日本プロレス等にも出場するんですが、2012年までの間は割愛させていただきます。これは私のマイクからでは言えませんのでウィキペディアでみなさん見てください。
 そして2012年6月14日、ZZERO1入団。この辺から急に小幡選手、頭角を見せ始めるわけですね。じゃあどういう頭角が現れたのかと説明しますと、2013年第5回風林火山タッグトーナメントでデーモン植田選手と初優勝。入団した翌年にはもうタッグトーナメントで優勝してるんです。すごい期待のニューカマーが急にZERO1に現れたという。
 2014年、あの田中将斗率いる弾丸ヤンキース入りをします。私もいました、弾丸ヤンキース。同じチームでした。そしてその後デーモン植田との敗者リングネーム変更マッチで負けて“おまたゆうちゃく”に改名させられます。これ、どうなりましたか? 自然と戻りました。なぜかいつの間にか小幡優作に戻ってました。
 その後、デーモン植田との敗者髪切りマッチにも敗れます。これどうなりました? 生えましたね。良かったです。
 2016年、第16回火祭りに出場。大谷晋二郎に勝利して初優勝。火祭り刀は今、持ってますか? 持ってない! 次、いきます。
 2018年1月1日、田中将斗から世界ヘビー級を奪取。すごい。
 1月28日、宮本さんとの爆破王とのダブルタイトルマッチ、両者KOですけども防衛。小幡優作の強さの秘密がまったくわかりません!
 どういうことですか? 小幡さん、僕からのある種、挑戦状でもあるんですよ。今までずっとZERO1ジュニアとしてやってきました。でもZERO1ジュニアの中でも例えば僕が尊敬する田中将斗選手が天下一ジュニア、火祭りの両方で優勝するなんていう事もあったりして、ある程度、そこの垣根に関しては自分達の努力次第で何とかなるんではなかろうかという事もありますんで。そういう事もあった。田中将斗さんは出来てるんで、じゃあ田中将斗に出来て、僕にもできるのか。そういう僕の挑戦でもありますし、プラスこの試合を通して小幡優作の強さとはなんなのかというのを継承したいと思います。以上です」

[質疑応答]
Q.小幡選手、今のを聞かれて思った事は?

小幡「こんなに調べてくれたんですね。それだけです」

イサミ「だからここに小幡優作の強さの秘密があるのかもしれないですね。全然喋らないです、彼。何で喋れないんですか? 今、記者さんから質問された訳ですよね。何で喋らないんですか? 何かあるでしょ、実は。隠してるでしょ。喋らない理由があるんですよ、アナタには。なんですか? 教えてください、私たちに。まだ隠してますね。どうぞ、カメラも回ってますので、どんどん喋ってください」 
小幡「質問は何でしたっけ?」

イサミ「そんなバカな話があるか!」

小幡「すいません、もう一度お願いします」

イサミ「自分で見てみますか? あまり自分のウィキペディア見ることないでしょ。大体の情報はウィキペディアに書いてありました。下の方だけまだ書いてなかったです」

小幡「あとで見てみます」

イサミ「誰か強さの秘密を教えてください!」

Q.仮説でいいんですが、現時点で(強さの秘密は)何だと思いますか?

イサミ「これだけ屈強なボディーをしている訳ですよ。後もう実績がとにかく凄いんです。先程読み上げたようにZERO1に入ってからウナギ昇り。たまに“おまたゆうちゃく”があったり、敗者髪切りマッチ等があったりしましたけど、その辺に関しては全部デーモン植田が悪いんで。小幡選手に関しては一切悪くないと思います。だから現時点で言えることはZERO1に入ってからのステップアップですよね。それが小幡優作の今の強さを作ってると思ってるんで。だから僕の現在の予想ですけども、それはなみいる強豪と言いますか、ヘビー級の選手達が沢山いる中で、その中で揉まれ、強くなってきたから今現在の小幡がいるんじゃないかと思っています。その小幡と実際に肌を合わせて見て、どういう風な試合になるのか。僕は常日頃から試合を楽しむっていうのを目標にしてるタイプの人間なので、この試合をどの程度楽しめるのか。それとも最高に楽しいまま勝っちゃって、終わっちゃっていいのか、それに関しても、そのまま検証し続けながら試合してみたいと思います」

Q.世界ヘビーへの挑戦は初だと思いますが、その対戦相手が小幡優作ですが。

イサミ「確かに不思議な縁は感じますよね。この2004年のヤス・ウラノに襲撃されて首を負傷してデビューが延期にならなければ僕と多分2年くらいしかデビューした年が変わらないんですよ。2005年になってしまったんで、これで3年離れてしまったんですけど。でも言ったらキャリアは10年以上の、ボクも15、6年、小幡選手も12、3年経っての戦いですので。ZERO1でいえば今でいう所の田中将斗選手だったり佐藤耕平選手だったり、そういう今まで僕も生で見てきたので世界ヘビーの闘いという物を見てきたので、こういう事をやってフザケてるように見えますけども、心情としてはやはりあの人らの試合に勝たないと意味がないと思ってますので。それは対戦相手の小幡だけじゃなくて、田中さんとの試合でもあり、佐藤耕平さんとの試合でもあると思ってます」

Q.現時点で小幡優作を丸裸にするというのと、このベルトを獲るという気持ち、どちらの方が強いんですか?

イサミ「丸裸にした上でベルトを獲ります。どちらが強いかじゃないですよ。僕は世界ヘビー級が欲しいがために丸裸にしてるんですよ。逆です。意味が違います。どっちが大事なのかじゃなくてこの世界ヘビーのベルトを獲るために小幡優作を丸裸にして強さの秘密を調べようとしてる。だからこれからボクはZERO1のビデオを一杯見ます。今の所僕の検証予想だとZERO1に入ってからのステップアップは凄いので、デーモン植田戦以外の他の試合を大切に見ていきたいなと思ってます」

Q.世界ヘビーのベルトの印象については?

イサミ「やっぱりZERO1さんのヘビーの方はみんな大きいんで、その人達がゴツゴツ・バキバキ言いながら本当リングが壊れるんじゃないかっていうような試合をずっと見てますので。それは弾丸ヤンキースにいた頃に田中さんのセコンドに付かせてもらった時もそうですし、それ以外でもZERO1に参戦してる時に耕平さんの試合も見てますし。どうですか?と言われればリスペクトがあるベルトですかね、僕にとっては」

Q.ベルトを獲るために小幡選手を丸裸にしたら、逆に小幡選手自身も気付かない強さを引き出してしまうような事もあるかもしれないですが。
イサミ「覚醒するってことですか。覚醒した小幡優作を倒す事こそが一番僕の目標ではあるかもしれないですね。そこが一番、小幡選手にはちょっと失礼な言い方になりますけど期待してるというか、覚醒した小幡優作を倒してベルトを獲るという所じゃないでしょうか。小幡選手への質問はほぼないですけど大丈夫ですか(苦笑)?」

 

●北村彰基選手の記者会見コメント

北村「2月12日の新木場大会でデビューする北村彰基です。高校生の時に初めてプロレスを見て、プロレスラーになりたいと思って、そのまま今までの5年間、プロレスラーになりたいという夢をずっと信じ続け、去年の4月にプロレス総合学院4期生として半年間プロレスを学び、去年の10月、ZERO1のテストを受け合格し、入門の許可を貰って今月の1月9日より入門し、ZERO1の練習生となりました。
 そして2月12日、新木場大会でデビューさせてもらえるという夢をひとつ叶えることが出来てとても嬉しく思っています。
 対戦相手は岩崎選手ですが、プロレスラーとしては一人の先輩となります。でも、私がプロレス総合学院に入学した時期と岩崎さんがZERO1に入門した時期はほとんど一緒の時期となっていますので、プロレスのキャリアは同じだと思います。ですが、岩崎さんは試合の数と練習の数は自分よりこなしていますので、実力は上だと思っています。でも、その岩崎さんにひるむ事無く、自分の出せる力を精一杯出して我武者羅に頑張ってやっていきたいと思っています。

[質疑応答]
Q.ファンの方にこの試合でどんな所を一番見て欲しいですか?

北村「先輩の岩崎さんにどんな技を食らっても諦めずに相手を睨みながら立ち上がる姿を見てもらいたいなと思っております」

Q.具体的に身に付けた技で、この技だけは出したいというのは?

北村「学院の頃から練習しているドロップキックをここ一番で出して、隙を見て3カウントを取れたらいいなと思っております」

Q.目標とする選手はいますか?

北村「大谷社長を目標としております。ファンの時から大谷社長を見てこのZERO1に入りたかったっていうのもあるんですけども、社長のプロレスを見ていると見てる自分の方が凄く感情が入って、凄く応援したくなるのがありまして、自分もそういう社長のようなプロレスをして、色んなプロレスファンの方に愛されるようなレスラーになりたいなと思うからです」

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