3/5名古屋で大仁田と船木が異色タッグ結成! 2.27記者会見

2月27日(月)に都内ZERO1道場において、2/26超花火八王子大会の一夜明け会見が行われ、メインの爆破王選手権

で闘った大仁田厚&船木誠勝が出席しました。

まずは船木を破り第6代王者に返り咲いた大仁田厚が、前日の試合を振り返りました。


大仁田「すごいなと思ったのは、相手の弱点である、昨年ケガしてチタンが入っている右腕をピンポイントで、そこにキックを入れるという、勝負の世界に生きた人なんだなって。昨日は救急病院に行ったんですけど、正確なことはわからないんで、後日。まあケガにかかわらず名古屋大会は絶対に出たいと思っております。選手生活40年ということで、ある種、まあU系と言われる船木選手とこうやって闘うことなんてたぶんプロレス生活の中で一生ないだろうと思ってた。こんなことなんて絶対ないだろうと思ってたんですけど、それが実現しまして。まあどうしてもボクは全日本プロレス出身ですから、受けのレスリングというか攻撃型ではないのでボコボコになるのは覚悟していたんですけど、まあ水と油。

今日、船木選手に来ていただいたのはオレの40年間のプロレス界の歴史の中で、ぜひ水と油と言われる大仁田厚と船木誠勝、それがお互いにあいまみえること。またそして長い歴史の中で、船木選手も批判されたり、いろんなことがあったと思う、オレと交えるということは。だけど、そういった中で、ぜひ3月5日、たぶんこういうことは一生に一回しかないと思うし、オレからの頼みとしてぜひタッグを組んでリングに上がってもらえないかなっていう、そういう思いが昨日の闘いの中で芽生えました。

まあオレも信用されないんですよ、ほとんど。全然信用されない。何回もウソだ、サギだって言われてるんですけど、今回本当じゃないかなって自分の中で思ってるんですよ。だから自分の中で目いっぱい闘って。まあ今回、負傷もしましたけど、なんか自分の中で久々にうれしい思いが込み上げてきて。ボクはベルトにはあまり執着はないんですよ。ベルトなんてどうでもいいんですよ。闘いの中でここまでピンポイントで攻められて。あっぱれだなと思いました。受けてもらえるかどうかはわかりませんけど、まあボクと組めばまたUを汚したとかいろんなことを言われるだろうけど、ぜひ3月5日、今日の(診断の)結果はどうあれ、ボクは意地でも上がりますんで。ケガしたとしてもボクはリングをキャンセルしたことはありませんので。3月5日、水と油と言われる船木誠勝と大仁田厚がタッグを組めるかは、タッグで闘うかどうかはあなた次第。まあ今日来ていただいたのは、それだけのことなんですけども。ぜひいい回答を期待しています。」

続いて、大仁田からタッグ結成を呼びかけられた船木誠勝がコメントを出しました。

船木「昨日、試合をして初めて電流爆破を食らったんですけど、衝撃でビックリして体が動かないっていう感覚を初めて感じました。ただ一回食らったからには、自分の体にはもう免疫ができましたので、次は一回食らってもたぶん動けるという自信もあります。で、試合を終えて負けて、帰った頃にまたリング上がもめてましたので、見たらば大仁田さんが2人がかりでやられてて。やっぱりそのあの時は正直悔しかったんで、もう一回試合をしてもう一回勝ちたいという気持ちで、TARU選手と田中選手には倒させないよっていう気持ちで助けに上がったんですけど。

助けたあとに大仁田さんに向かってもう一回やりましょうって言ったんですけど。試合終わってホテルに帰って一人になった時に、この闘い、このUとFの闘いは今回、これで1対1、1勝1敗で終えた方がいいんじゃないかなと、自分でなんとなくですけど、そう感じました。このあとですね、自分たちのUWFの残りの選手、FMWの残りの選手たちはやるかもしれないですけど、それはそれで新しい闘いとして始めてもらって。去年のちょうど3月6日、徳島で初めてリング上で試合をしてから始まったこの約1年間の闘いは昨日で終わりでいいなと自分はそういうふうに思いました。

なので今回、その本当かどうかわからないって言われてますけど、還暦の引退ですよね。還暦の引退に、自分が組むことによって、43年間の大仁田さんのリング生活に花を添えたいなと思います。よろしくお願いします。」


(対戦相手は?)


大仁田「それ(船木の発言)は嬉しいし。対戦相手はゼロワン側が決めればいいんじゃないかな。いや、オレたちから誰かっていうのもアレだし。」


船木「昨日の2人(TARU&田中)でいいんじゃないですかね。」


ここで道場内にいた笹崎本部長が、TARU&田中に確認の連絡を取りに行きました。


(船木さん、1年続いたこの抗争が最後だとおっしゃっていましたが、あらためてこの1年間を振り返って。)


船木「やっぱり怒ったりとかムカついたりとか、思い起こせばいろんな感情を引き出してもらえたという感じですね。闘うことに必要な感情をすべて使ってたような気がしますね。何回かFMWとかいろんな大会、超花火とかに出てましたけど。そういう意味ではすごく闘いやすかったと思います。なかなかいない存在でした。やっぱり大仁田さんは、自分はタイガーマスクのファンだったので、それでも全日本を見たときにインターナショナルのチャンピオンで対局でいましたので、その試合も見てますし、あとはチャボ・ゲレロにトロフィーで殴られて血だらけになったのもリアルタイムで見てましたし。で、一番最初の引退ですよね。なんでこんなに早く引退するんだろうっていうふうにも思ったのもまだ記憶にありますね。その時からの選手で、考えてみたら43年って自分が5歳の頃からやってるんですよね。そういう意味ではすごく大仁田さんを見てて思うのは変化をすることによって時代の中で生きていく方法っていうのをすごく感じます。なので自分もできるだけ長くこのリング上で闘っていきたいので、いろいろこれから変化して時代に乗っかって流されないように、取り残されないように新しくその形を変えて生きていきたいなと。ただベースとなるのはやっぱりUWFスタイル。殴って蹴って投げて極める絞める。それは崩さない。プラスアルファをくっつけながら変化して進化して生き延びていきたいなと思いました。」


確認を取っていた笹崎本部長が戻ってきて、TARU&田中から対戦OKとの返事をもらったと、報告がありました。

ただし、TARU選手からこのカードを受けるには爆破王選手権をかけろ、との条件が出たとの事。勝った選手が爆破王になるという条件なら受けてやると要求があった事を伝えました。


大仁田「いや、オレはいいですけど、船木選手がよければ。」


船木「はい、大丈夫です。」


両者の意向を受け、その場でこのタッグマッチの勝者が爆破王王者になる事が決定しました。


(勝った人が王者という事は、船木さんにもチャンスがあるが?)


船木「ええ。ただこのベルト、すごく重いので、また勝つとスーツケースが重くなるのでわからないですけど。ベルトがチャンピオンを決めることだと思います。そんな感じがしますよね。」


(ダウンを何度も取られましたけど、それでも立ち上がったのは?)


大仁田「長年やってる意地ですよ。それにボクがいなかったら爆破王っていうものはなかった。それに対する意地かな。

見てた人が(自分が)マットを叩いたんじゃないかと。自分には痛いときにはそういうクセがある。別にまいったというのでマットを叩いたわけじゃありません。ボクはギブアップしたつもりはまったくありません。あしからず。一部そういう声もあったみたいですけど。まあぜひ3月5日は、船木誠勝、大仁田厚組という、たぶん一生の中で一回しかないタッグだと思うし、記念すべきタッグだと思うし、ぜひ。

受けていただいてありがとうございます。」


――対戦相手に最近ブードゥに入った田中選手がいるんですが。


大仁田「オレは申し訳ないけど、なんで入ったのかよくわからない。よくわからないし、昨日殴られながら蹴られながら感じたんですけど、まったく合わないなと。なんでブードゥなんだっていう。なんでTARU&田中組なのかよくわからない。田中と闘う運命というのはいつか来るとは思います。田中選手とこのベルトを懸けて。船木選手は重いからって嫌がってるみたいだけど。」


船木「カバン一個壊しました。」


大仁田「オレも2個くらい壊れましたから。たぶん世界で1、2番目に重いベルトだと思います。」


(1月の博多でベルトを闘った田中選手と今回、ブードゥとして闘いますが。)


船木「本人なりの気持ちの切り替えのような気がしますね。あえて敵の方に入ることによって、たぶん大仁田さんと敵として闘えるという気持ちの切り替えのような気がしますけど、なんとなく。」


大仁田「ただボクはそれがブードゥかよってツッコミを入れたい感じですけどね。それだったら田中将斗として1対1でオレと闘ってほしかったなって。ゼロワンとかなんとかチームだとか派閥だとかグループだとかそういうのにこだわってオレの反目になるんじゃなく。そりゃ選んだのがブードゥじゃなあ。TARUだぜ? ブードゥはねえだろ。田中組なら田中組を作ってくれたほうがオレはね。オレの中で育ったわけですから。まあオレも名古屋は全力でがんばります。今世紀最大の快挙というか、なんて表現したらわからないけど、こういうことは一生に一回ないだろうというタッグだと思います。」


3月5日(日)17時00分試合開始

名古屋国際会議場


★爆破王選手権試合 電流爆破デスマッチ タッグマッチ時間無制限1本勝負

大仁田厚&船木誠勝 vs TARU&田中将斗

※勝者が爆破王王者となる。


続いて青柳政司総裁率いる魔世軍からZERO1事務所に対戦要求とも取れる書面が届いたことを受け、笹崎本部長がコメント。


笹崎「魔世軍の青柳館長からこういった書面が届きました。(書面を見せる)魔世軍として試合をさせろということだと思うのですが、ボクらとしてはそんなにずっと長く続けるつもりはありません。1回で終わらせるつもりでゼロワンからは佐藤耕平と小幡優作を出します。これっきりで完全に終わらせたいと思います。魔世軍の方はどなたでも出てきてください。試合を組んでおきますので、お待ちしております。」


(魔世軍からの書面)
プロレスリングZERO1

魔世軍・総裁 青柳政司だ!
お前ら、橋本真也の名を受け継いでるだ?
よく、そのメンツや闘いでもの言えてるな?

天国の橋本が見たら、泣くぞ!
この魔世軍こそ、プロレス界一の集団だ!

オレたちを上げる度量があるかを問わせていただく。

魔世軍・総裁 青柳政司




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