火野裕士が11月末で退団、フリーに。ICタッグ王座は返上、リベンジャーズ脱退!


11月19日(木)13時00分より、都内ダイコーZERO1本社で大谷晋二郎、火野裕士が出席して会見が行われました。


11月末で火野がZERO1を退団し、フリーになる事が発表されました。

リベンジャーズは脱退、クワイエット・ストームと保持している、「インターコンチネンタルタッグ王座」は返上する事となり、

12月に開催される「風林火山タッグトーナメント2020」優勝チームが新王者組となります。


大谷「本日は急な会見でしたけど、お集まりいただきましてありがとうございます。詳細の方は火野選手

から言ってもらいます。その後またお話させて頂きます。」


火野「皆さん、今日はねほんとに昨日急に決まった会見ですけど、お集まりいただいてありがとうございます。

さっそく今日の会見の内容なんですけど、約2年半ZERO1に上がりだして去年の3月に本格的に所属して、それから

1年半くらいですか、ZERO1に関わって2年半くらいですかね、一緒に皆さんとやらせて頂いてたんですけど色々あのー

ダイコーZERO1に代わってからどのくらいですか?3か月くらいですか?そこから自分の、誰が悪い訳ではないんですけど

、自分が好きだったZERO1からちょっと方向性が変わったというか、自分がやりたいプロレスとちょっと違ってきたんで

今回、ほんとに急ですけど退団させて頂こうと思います。なんちゅうか、申し訳ない気持ちもあるんですけど、やっぱり

プロレスラー、自分は自分の信じたプロレス、大好きなプロレスをやってる以上、ほんとに自分の好きなプロレスをやりたい、

自分の信じたプロレスをやりたい。申し訳ない気持ちもあるけども、そうじゃないとプロレスラーである意味がないんで、

この先どこの団体に行くとか、どこでプロレスするのかとかはっきりは決まってないですけど、自分の信じたプロレスを

する為に、ダイコーZERO1を辞めさせて頂きます。」


大谷「今火野選手が言われた通りでですね、僕の中でもプロレスに正解はないと思うんですね。選手の数だけ

理想のプロレスってあると思うし、火野選手がやりたいプロレスが他に出てきたかもしれないし、今のままでは

俺のやりたいプロレスは出来ないと思ったのかもしれませんけど、僕たちZERO1はZERO1を信じて前に進んできてるんで、

これからも思いは変えずやりながらも、火野裕士という男に関してはうちに上がってきたときからですか、チャリティとか

でもぶつかったり、やはりこの体、実力、パワーというのは誰もが認めるものですけど、僕が一番彼に魅力を感じたというか

ZERO1に入ってくれてほんとに嬉しいと思ったのが、困ってる人つらい思いを背負ってる人の為に何かやりたいという

ボランティア精神というか、様々なとこにボランティアに行ってるというのはご存知だと思うんですけど、発信してない以外

でも彼は影でもいっぱいつらい思いをしてる人の為に頑張ってるんですよね。そういうとこに一番魅力を感じるというか、

彼と闘うとなんか、チョップにしろ全ての技にパワーがあるじゃないですか、これは受けた者しか分からないかもしれないですけど、

僕が感じる独特の物かもしれないですけど、重いな痛いなって以上になんかね沁みるんですよね。どんな思いで今火野裕士がチョップを

打って来てるかとか、一発にどんな思いを込めてるかっていうねうちの若い選手にもっと教えてほしかったというか。

チョップにしても、心を打ち砕くチョップもあれば心に沁みるチョップがある。コーナーから降ってくるスプラッシュにしても

パワーボムにしても、火野裕士という男の魅力を知ってるファンの人も感じる部分じゃないかな。沁みるんだよ彼の技は。

正直言えばもっともっと闘いたかったな、うちを離れてもプロレスラーであってほしいし、あってくれるだろうし。

急に離れる事になりましたけど、希望として一回ちゃんとした形でチームを組んでみたかったですね。

僕の空想のプロレスですけど、火野裕士vs橋本真也は見たかったなあ。橋本さんの蹴りを何百発と喰ってきた僕や田中将斗は

分かると思うけど、火野vs橋本見たくない?なんか目の前に立った時の威圧感が似てるんだよね。

今回の件に関して皆さんそれぞれ色んな思いが1人1人あると思うんですよね。

体だけじゃない、全てにおいて強いプロレスラーであってほしいですね、これからも。

自分の思いをずっと胸に頑張る、プロレスラーであってほしいですね。

来年20年でしょ、ZERO1は。こういう会見を何回やったか、何人送りだしたか、僕ももう思い出せないです。

寂しい思いとかあるけど、一度でもZERO1の看板を背負ってくれた選手はみんな頑張れって思うんだよ。

いつかまた戻ってきたら、素敵じゃないですか?

それが何年後なのか、もしかすると数か月後か、可能性はあるじゃないですか?

3月の大きい舞台に上がってくれる可能性も0じゃないと、僕は思ってるから。

火野裕士が目指すプロレスを貫き通して、ZERO1の看板を背負ったのは僕の中の誇れる歴史です、と思ってもらいたいかな。

何年とか関係ない、長い短いじゃない、ZERO1という看板を背負ってくれた火野裕士に敬意を表したいと思います。」


―大谷さんの言葉を聞いてどう思いますか?-


火野「ほんとに居た期間、長い短いじゃないと言ってくれたので、期間で言えば短かったかもしれないですけど、

短いけど深い2年間、凄くいい経験になったし仲間も増えたし辞めても皆のこと仲間やと思ってるし、リベンジャーズ

のメンバーはもちろん、大谷さんもそう、言ったらブードゥーの横山、クリス、敵やったかもしれないけど一緒にリングで闘った

仲間ですよ。この人たちをねずっとプロレス人生終わるまで、終わってからも一生仲間やと思い続けて、自分はリングで

絡んだ人はみんなそう思ってるんで、この2年期間は短かったけど凄い大事な2年、ほんまにありがとうございました。

今後もね、両国とか自分がやりたいカードとかであればもちろん出たいし、そうじゃなくても大谷さんが一回組んでみたかったなあ

とか、もちろん組みたいです。ボランティア活動では一緒に組んでやりましたね。それを次はリングで組んでやるのも

いいですね。全然ほんとにあの時、カイエンタイドウジョウの時とは違うんで、あの時は円満円満っていうけど、全然円満じゃなかったですけど。

今回ZERO1とはほんまに円満でお別れしたいと思ってるんで、ありがとうございましたと共に、これからもよろしくお願いします。」


ーその期間の中で、思い出に残る試合ってありますか?-


火野「ありますよ。沢山あります。まずは入団、その前に関本さんとやった後で周年の試合で田中さんとやりたいと、その時は同じチームだった

んですけど、他団体の関本さんと熱い試合をして、所属の田中さんとまた熱い試合をして、それで入団発表をする、あれはほんとに

思い出に残りますよね。それで凄い盛り上がって、ファンもZERO1のファンって熱いじゃないですか、ファンの人達も受け入れてくれて。

火野コールで。ああ気持ちいいなあ、こんなに自分を求めてくれてたんだ、嬉しいなあと。忘れないですね。

その後は火祭りで、対戦相手は永遠君だったんですけど、その日は大谷さんとライガーさんがタッグですけど試合するってなって、

ライガーさんの引退ロードで超満員だったんですよね。その超満員のお客さんってやっぱりライガーさん目当ての人が多いんかな?って思って

自分の試合には帰っちゃうのかな?ってメインの前には帰っちゃうのかなって?でもちゃんとみんな残ってくれて、自分の長いマイクも

最後まで聞いてくれて、そこでいじめとか虐待の話とかして、それも全部最後まで聞いてくれて、最後にみんなで3.2.1.01を叫ぶ、

あれも忘れもしないです。

他にもいっぱいあると思います。言い出したらきりがないので。短い2年間で、これだけ深いプロレスをさせて頂きました。」


ーリベンジャーズの皆さんには?-


火野「最初に話したように、ダイコーZERO1になってから誰が悪い訳ではない、ただちょっとね上層部というかZERO1にいる期間

が長い田中さんとか菅原さんとかと、なんか自分のせいでもあると思うんですけど、ちょっとストレスたまってずっと楽しくやってた

チームが壁が出来てしまった気がしたんですよね。(言葉に詰まる)そうですね、・・・・・・・・・・・・・リベンジャーズ、田中さんや

菅原さんと壁が出来てしまった感じの期間が最後の方にあって、でも二人の事ほんとに大好きなんで、申し訳なかったなって・・・・・・・

自分が張ってたのか、向こうが張ってたのか分かんないですけど、申し訳ない気持ちがあったんですよね、最後の方。ほんとは今まで通り

仲良くしたいのに、なんでもっと自分に相談してくれへんのやろ、とか・・・・自分が悪いんかなとか・・・・・・・・・・

ダイコーZERO1になって、オッキーさんも明るい未来があると神尊さんと家に来てくれて、コロナ中でこんな時に拾ってくれた

ダイコーホールディングさん、大仁田厚に色んな事されてそれでももう一回プロレスを信じてね、うちらを拾ってくれて明るい未来が

ってすごい自分わくわくしたんですよ。どんどん上層部の輪に入って、みんなと楽しいプロレスを作っていきたいな、でもそこに

入れなかったんで、自分の責任でもあると思うしわかんないですね、自分がそこまで人の輪に入るのがへたくそだったのが。

まあ、信用してもらってないって事はないと思うんですけど、そういうのは凄いわくわくしたのにみんなの輪に入れない、

それで自分から勝手かもしれないですけど、壁を張られてるって感じたりとか。次は自分が壁を張ってしまったりとか。そうなっていったかも

しれないですね。こういう風にしていこうって、もちろん会社で決めた事だからそれに付いていかないといけないんですけど、素直にそれが

出来なくて。オッキーさんと言い合いした事もあったし、大谷さんと言い合いした事もありました。でもほんとに、みんなの事嫌いって思った

事一回もないんで、ずっとみんなの事大好きでした。だからこそ仲いいようにしていきたかった。でもほんとずっと方向性は違ったかもしれないけど

プロレスを好きな気持ちはみんな変わらないと思うし、自分は自分のプロレス、ZERO1はZERO1のプロレス今後もやって頂いて、

それがどっかでまたぶつかり合えばさらに盛り上げれるんじゃないすかね。

リベンジャーズは、退団するんでけじめとしてリベンジャーズは辞めさせて頂いて、その方が次ZERO1に来た時リベンジャーズ

でなく大谷さんと組んだりできるしね、そう考えてます。」





ーベルトについてお話があるそうですが?-


火野「そうですね、タッグのベルトなんでパートナーがいるんで、ストームは昨日話してまだあんま納得いってない感じですけど、

埋め合わせはちゃんとする、これからストームと自分のチームまだチーム名が決まったわけじゃないですけど、2人ともフリーなんで

2人で組んでねまたどっか挑戦しに行こうよ、またベルト取ろうよっていう話はして何とか少し納得させて、このベルトをけじめとして

返上させて頂きたいと思います。風林火山が始まりますんで、その優勝した選手のチームがもちろんこのベルトにふさわしいと思うんで

優勝した人がチャンピオンとしてベルトを巻いたらいいんじゃないかと、思います。」


ここでダイコーZERO1取締役の大谷晋二郎へ火野裕士よりベルトが返還されました。

工藤めぐみGMは欠席の為、大谷より工藤GMにベルトが届けられる事になりました。


大谷「責任をもって工藤GMの方にお渡しさせて頂きます。そしてしっかりとリング上で火野選手が返上したこのベルト、

風林火山僕もエントリーされてますので、僕が優勝して僕がこのベルトしっかりと腰に巻きたいと思います。しっかりと預かります。」

  




★火野裕士 ZERO1 ラストマッチ

「一撃」

11月23日(月・祝)試合開始12時00分

東京・新宿フェイス


ZERO1 vs JTO タッグマッチ30分1本勝負

火野裕士&ヒデ久保田 vs KANON&綾部蓮


その他カード、大会情報 ↓


https://www.z-1.co.jp/event/detail_20201123.html#id536


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